乳児保育とは?
0~2歳が対象となる乳児保育は、初めて我が子を他人に預けるため、何かと不安を感じる方が多いと思います。自宅で育児するよりも成長してくれるのか、友達はできるのか、どのような保育士がいるのかなど、親の心配は尽きません。
しかし、乳児保育では言葉や音、運動という乳児期にとても大切な体験を、集団行動を経て、躾とともに学びながら成長を促せます。愛知県名古屋市緑区の保育園「SukuSuku Nursery School」が乳児保育の必要性やメリットを解説します。
目次
乳児保育とは?
乳児保育とは、0歳・1歳・2歳児に対して、健やかな成長を支援する保育のことです。成長するスピードが特に早い乳児期に、食事・睡眠・排泄といった日常生活で必要な基礎習慣を集団行動のなかで身につけさせます。
また、屋内・屋外での遊びを通して、乳児が心から笑い、豊かな感受性を育みます。
乳児保育は、コミュニケーションの取りづらさから、丁寧な対応が求められます。そのため、3~5歳が対象の幼児保育とは保育士の必要な人数が大きく異なります。
例えば幼児保育では、3歳児には20人に対して保育士1人、4歳児と5歳児には30人に対して保育士1人の配置が最低限必要とされています。
一方乳児保育では、0歳児には子ども3人に対して保育士が1人、1歳児と2歳児には子ども6人に対して保育士1人の配置とされており、幼児保育よりも多くの保育士がサポートします。
また近年では、女性の社会進出に伴う晩婚化が進み、共働き世帯も増加しているため、乳児保育のニーズが高まっています。
「会社のカレンダーに合わせて保育してもらいたい」、「無理に有給休暇を消化しなくてすむようになりたい」、「仕事に集中できる時間を作りたい」といった保護者からのご要望のために、保育園側もさまざまな形でサポートしています。
乳児には素晴らしい可愛らしさがあるものの、保護者にとって初めての子育てとなれば、精神的に一番苦しい時期でもあります。
家庭でも乳児が穏やかな生活リズムを送れるよう、乳児保育は重要な役割を担っています。
乳児保育のメリット
0~2歳児が対象となる乳児保育には、子どもや保護者にとってさまざまなメリットがあります。
ここからは、具体的な保育内容や必要性について紹介します。
発達や年齢に応じた遊びを覚えられる
乳児期にはそれぞれ年齢に沿った保育が必要で、「遊び」もその中のひとつです。同じ年齢とはいえ、乳児期での4月生まれと3月生まれでは成長に大きな差がありますから、個々の発達に合わせた保育を行わなければなりません。
具体的な遊びの例を年齢別に紹介します。
- 0歳児
まだ歩くことも出来ず、言葉を理解できない0歳児ですが、周囲の人で顔の違いが分かるようになり、ハイハイができて行動範囲も広がっていきます。そんな0歳児にもコミュニケーションが取りやすい遊びがあります。
例えば、指先を使ってリズムに合わせた遊びでは、顔を近づけることや手や足を握ってあげるなど、軽くくすぐるような仕草をすると大喜びになります。
代表的な「あたまかたひざポン」や「いっぽんばしこちょこちょ」は0歳児以降でも楽しいリズム遊びといえるでしょう。
おすわりができて指の感覚がわかるようになるため、物を掴むという仕草を覚えます。そのため、ボール遊びやひもの引っ張り合い、積木を使った遊びは指先のトレーニングになります。
また、音のなる方向に興味を示して好奇心旺盛になるので、カスタネットなど楽器遊びにも夢中になります。
- 1歳児
歩くことができるようになる1歳児は、体幹を鍛え、バランス感覚を養える遊びができるようになります。
マットを使って転がることや大きな積木を使ってバランスを養うのは、自宅ではなかなかスペースも取れない家庭もありますが、保育園では部屋いっぱいを利用して遊べます。
ボール遊びでは、ただ転がすだけでなく、相手にパスを送り、かごなどの目標にボールを入れる喜びを体感できます。
- 2歳児
まだまだ一人遊びに夢中でおもちゃの取り合いが続いた1歳児と違い、2歳児になると友だちと関わる遊びが増えていきます。
「だるまさんが転んだ」や「鬼ごっこ」では遊びの中でルールを覚えていくため、保育士や友達との遊びを通して、決まり事を作って守るという感覚を学んでいきます。
その他に、おもちゃを使って遊ぶお店屋さんごっこやお買いものごっこ、おままごとは、誰かになりきって遊ぶため、言葉をどんどん覚えます。
また、バルーン遊びやシャボン玉では自ら何かを作って楽しむため、物に乗る・押す・引くという力の入れ具合を理解できます。
このように年齢に応じて子どもに必要な遊びは異なります。
乳児保育は、年齢による違いをカバーするだけでなく、家庭で実現が難しい遊びでも、保育園の広い敷地を利用して、さまざまな遊びを提供できます。
集団行動を通して、基礎的な生活習慣を身につけられる
乳児保育のメリットは遊びだけでなく、集団行動で基礎的な生活習慣を身につけられる点もあります。
例えば、食事の面ではただ食べかたを覚えるのではなく、食事の前には手を洗い、全員が揃ってから「いただきます」の掛け声で食べ始め、食べ終わったら「ごちそうさま」と手を合わせる、その後に食器を片づけるなど、一貫したマナーを学べます。
自宅では時間がかかって難しいトイレトレーニングも、保育園なら保育士が付き添っているので安心して学べます。
自分で穿いていたおむつを専用のゴミ袋に入れて新しいおむつに交換することも覚えますし、トイレから出る前に手を洗い消毒をする習慣も身につけられます。
睡眠も学びの1つで、布団に入って部屋が暗くなると寝る時間だと認識し、健やかな成長を促します。寝る時間にはうるさくしない、目をつむれば眠くなるというのは家庭でも実践してくれます。
子どもは、学んだことを親の前で披露し、驚きと喜びを感じる様子を見て、「もっとできるよ!」とどんどんコミュニケーションを図るようになります。
乳児保育を通じて、より積極性のある子どもへ成長できます。
仕事と子育ての両立のサポートになる
乳児保育で保護者が受ける最大のメリットとして、子育てから離れる時間を設けられることが挙げられます。
仕事や家事と子育ての両立はだれでも大変で、周囲のサポートがないと難しいものです。
保育園に預けることで、日中に保護者が集中して没頭できる時間をつくれるため、共働きや再就職への後押しになります。
集団の中で学ぶ環境に慣れさせる
乳児保育は、3歳からの幼児保育や小学校への進学など、いずれははじまる集団の中で学ぶ環境に慣れさせるメリットもあります。
2019年10月には3歳児以降の保育無償化がスタートし、一斉に保育園に駆けこむ世帯が増えています。
もし、無償化の対象年齢から保育園に通わせるとなれば、知らない子どもたちに囲まれる環境をいきなり子どもに与えるのはストレスに感じてしまいます。
乳児保育からスタートすれば、環境への適応だけでなく、身につけた積極性により、学びへの意欲も大きく変わるでしょう。
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「安心・安全・健やかに」をもとに日本人として大切な素養を身につける
3歳以降はAnjuクラスで年齢に応じた保育を提供
名古屋市緑区の保育園「SukuSuku Nursery School」では随時見学会を受け付けています。0歳児から5歳児までの保護者を対象に、月曜日から金曜日の10時~17時まで見学可能となっています。
乳児保育に興味をお持ちの方は、ぜひとも当園の見学会にお気軽にご参加ください。
TEL.052-623-6780
受付時間:10:00~17:00(平日のみ)
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